ICT上の学生データを用いた学生の特徴量推論システム
AI(人工知能)を活用して、学生のICT上のデータから中途退学者傾向などの学生の特徴を解析する研究を行っています。
近年、ICT教育(Information and Communication Technology,情報教育)が普及し、ICT上の学生データ(eラーニングの学習状況、授業の出席率のデータなど)が蓄積されています。本研究ではそのICT上のデータを有効に活用するため、AI技術を活用し、学生データの分析、学生の特徴の予測を行っています。
本研究ではAI的手法を活用して、卒業した学生のICT上の様々なデータから中途退学者傾向を始めとする学生の特徴を解析することを目標として研究を進めます。中途退学とは学生が途中で成績が良くないなどの理由で退学をしてしまうことです。学生の特徴を解析することで似たような学生が悪い傾向になりそうな場合に自動的に教員にメールを送信することで、教員から適切なアドバイスを送ることができます。
今後は学生の書いた文章のAIを用いた解析や、教員にわかりやすく学生のデータを伝えることができるシステムの実現を目指しています。